安心して脂肪吸引を受けるためには・・・

脂肪を吸引しながら除去する手術は、実際には、カニューレと呼ばれる金属性の細い管である吸引管を使って脂肪細胞を吸引していきます。脂肪吸引を検討する人にとって、脂肪吸引を受けるとどこまで希望通りに細くなれるかということは手術前に把握しておかなければなりません。こちらでは、脂肪吸引の手術に関する情報を紹介していきたいと思います。

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脂肪吸引のクリニックの選び方

脂肪吸引を行える所として、美容外科、美容皮膚科、大学病院などいろんな所で治療を受けることができます。脂肪吸引をするにあたって、できるだけリスクを低くする為にも、クリニックも含めて医師の選び方は重要なことです。


インターネットや、女性雑誌などの広告を見ても、有名なクリニックがたくさんありますが、まず脂肪吸引の専門医であること、つまり日本美容外科学会専門医であること。脂肪吸引の経験数はもちろん、それらを自分自身でさらに研究発表し、医学論文として認められた脂肪吸引の真の専門医の医師たちです。


そして、脂肪吸引を受ける人にとっていかに担当医とスムーズな意思の疎通ができるか、どれだけ内容の深いカウンセリングを提供してくれるかです。インフォームド・コンセントは脂肪吸引によって細くするのには限界があることや、必ずサイズがどのくらい変わるという絶対的な約束はできないことなど、ごく稀ではあっても麻酔や手術のリスクなどの説明もあることです。


それから、医師に十分な説明を受けた上で、いかに納得して治療を承諾できるかということにあります。この際、できるだけ行いたい脂肪吸引が正確に伝わらない場合がありますので、カウンセリング担当の医師と実際に手術をする医師が同一であるほうがよいでしょう。あとは、麻酔の専門医がいるクリニックであることを念頭においておくべきでしょう。


また、脂肪吸引するにあたって、悪いクリニックを見分けることも重要なことです。簡単、痛くないなどの過大広告をしているなど、腫れない、5分で済むなど、麻酔もするので術後は当然腫れますし、すぐにはすみません。


簡単ですぐに済むような手術はいい加減である可能性が高いとみなしましょう。希望しない手術も勧めるクリニック、これはクリニックとしてのノルマや、売上を優先する態度です。美容整形は、非常に繊細な手術ですので、美容外科医としての手術経験が豊富であることはいうまでもありません。極端に若い医師が担当する場合は、患者さんを実験台や練習台にしている可能性もあるので注意しましょう。


脂肪吸引だけでなく、医療は患者情報をむやみに口外することは法律によって禁止されています。このように、医師は患者さんのプライバシーを守ることを義務付けられているので、信頼・安心できるクリニックを見つけるようにすることです。クリニックによっては予約受付時に、なるべく他の患者とすれちがうことがないように配慮されているところが多いようです。

脂肪吸引できる人とできない人

脂肪吸引が適している人は、一般的に皮下脂肪を減らしてすっきりしたい人や、太りにくい体質に変わりたいと思っている人や、部分やせをしたい人、ダイエットの後リバウンドしやすい人、ダイエットがなかなか成功しない人に適しています。


また、クリニックによって様々ですが、カウンセリングの段階でおおよその手術内容が決まったら、脂肪吸引に適応しているかどうか事前に検査をします。超音波などを使って調べますが、内蔵の脂肪や筋肉のたるみが原因の場合は適用外となりますし、あまりに年配の人、成長期の人はひかえたほうがよいです。


脂肪吸引に適応しているとなったら、年齢、部位、範囲によって費用が決まり、同時に手術の経過を詳しく説明され、納得した上で手術の日取りを決定します。脂肪吸引の治療をうけられないケースとしては、現在妊娠している女性、アレルギー体質、重い病気にかかっている人です。


脂肪吸引は、余分な皮下脂肪を除去するだけですから、将来妊娠、出産をした場合でも問題ないです。ただ麻酔薬や痛み止めや抗生剤を使用するため、授乳中は手術を控えるか、授乳を一時中断するほうがよいでしょう。


ただし、必ずしも100%無理というわけではないので、事前にカウセリングで医師と相談することをお勧めします。なお、ほとんどのクリニックでは未成年者の場合は保護者の承諾が必要となります。また、治療を受ける際に、偽った申告はトラブルの原因となるので、必ず名前や年齢を偽るようなことはしないようにしましょう。

脂肪吸引の歴史と安全性

脂肪吸引の始まりは、フィッシャー(Dujarrier)によって1921年に初めて行われました。その後フランスのイルーズ(Illouz)医師によって1977年に始めたカニューレ吸引法が現在の主流だと言われています。


この方法で小さな皮膚の切開口(約2〜6mm)から広範な皮下脂肪を吸引除去できるようになりました。更にイルーズ医師によって、数種類の液体をカニューレの先から流しながら血管、神経の損傷を避け、出血量をおさえて広範に脂肪吸引を行えるウエットメッソド(Wet Method)という方法が開発されました。


ドイツ・スイス・アメリカ・日本などの各国の医師等において1980年代には、さまざまな工夫と改良が加えられ、クリスクロス(Criss Cross)法が開発されました。


1990年代には、大量の生理食塩水と止血剤入りの局所麻酔薬を脂肪層に術前に吸引部へ散布するチューメセント(Tumescent)法が開発され、ゾッチ(Zocchi)によって1992年には超音波を利用するUltrasonic Liposuctionを発表し、超音波によって吸引前に脂肪細胞を破壊することにより吸引効果を高めました。


このように今日まで脂肪吸引は、機器・技術の進歩を遂げ、今では脂肪吸引は広く行われるようになってきています。


脂肪吸引の安全性として、他の手術でもいえることですが安全に行われなければ意味がありません。そのために重要な事は、医師とのカウセリング、手術前の体調管理、手術を丁寧に行う、適切な麻酔、手術中の適切な輸液、手術後の正しい管理があげられ、これらの安全対策が確実であれば、脂肪吸引は、よい結果を得られる状態につながる手術だといえるでしょう。