脂肪吸引には、主にカニューレ(脂肪細胞のみを吸引する吸引管)を使用します。このカニューレの引圧(吸い込む力)で先端にある穴に脂肪組織が入り込み、カニューレを前後運動することによって穴のエッジに力が加わり、脂肪が切り取られ、吸引されます。
現在では長さや形や太さが多種多様になり何十種類にもなっていますが、それらを使い分ける技術が必要です。細いカニューレばかりを使っていると、手術時間が必要以上に長くなり、満足できる結果に至らないということにもなります。
また、脂肪吸引する場所や深さ、浅い脂肪層には細いカニューレを考えて、適切なカニューレ使い分け、仕上がりの美しい脂肪吸引を可能にしていきます。あと、手術後を目立たせないスキンガードプロテクター(傷跡保護機器)を使用します。従来に比べ改良され、肌にやさしく自由に動かせ、傷の保護力についても優れています。これによって傷跡の目立たない自然な仕上がりが可能です。
脂肪吸引した脂肪を胸に注入したり、頬や目の上のくぼみに注入することもできます。注入する脂肪は自分の太もも、臀部、お腹から採取します。他人の脂肪を注入しても定着しませんが、自分の脂肪は定着します。
脂肪注入による豊胸の場合、選別された良質な脂肪細胞を注入した後、最終的には約3ヶ月でおよそ採取した50%程度が吸収され定着しますが、定着しない脂肪は体外に尿などで排出されます。
一度に多量の脂肪細胞をいれすぎるとしこりになってしまったり、壊死と呼ばれる炎症を起こしたような状態になってしまったりとトラブルの元になってしまいます。一般には一度に安全に入れられる脂肪量としては約150CCから200CC程度といわれており、これが3ヵ月後には75CCから100CCぐらいになりますので、サイズアップとしては1カップが目安になります。
